デジカメ塾 AQUATRIPDIVING デジカメ小僧
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デジカメの進化
世にデジカメが一般化されて以来その機能とスペックは年々進化を遂げてきた。画質も130万画素からいまや400万画素以上という驚くべき進化を遂げている。しかし、数あるデジカメの中でも水中に持っていける機種は限られている。メーカーや関連企業から専用のハウジングが開発されているものが少ないのだ。SONY、オリンパスなどごく限られているが、オリジナルハウジングをJUNONやDIVなどに依頼する方法もあるが多少の出費は覚悟したい。一般ダイバーが手軽に水中でデジカメ撮影を楽しむには今のところやはり本体専用のハウジングが普及している機種を選択するのがかしこいでしょう。それでも、デジカメ本来のスペックは余りあるものなので何の心配もいりません。

撮影する
1:ハレーション
陸上撮影と違い、水中でデジカメ撮影をするときの一番の注意点はハレーションである。
ストロボ(ムービーライト)が外付けではない場合がほとんどなので内蔵ストロボを使用すると水中の浮遊物に光が反射して画像に白い点々やブツブツが発生するのです。外部ストロボを使用するかデフューザーという反射板を使用してなるべくハレーションを起こさないように工夫することが大事ですが自然光で撮影するのも一つの方法です。機種によってストロボが強制的に発光されてしまうものもあるので説明書をよく読んでください。その場合は究極手段として左手でストロボ部分を隠してしまいましょう。
休憩所のトンネルを撮ってみました。移動したり、ストロボを発光させないで撮影すると・・・・・。
透明度は良いのですが見事に
浮遊物がハレーションを起こして
います。

少し左側に移動して正面からの
光を取り入れてストロボ発光
まだハレーションがあります。

ストロボを消して自然光だけで
撮影すると入り口付近がかなり
明るく出ました。

場所を移動して自然光のみで
撮影したがトンネル内は黒く
つぶれてしまった。

2:ワイド撮影
大型の回遊魚や魚群、そして水中地形など広い範囲を撮影しようと思っても水中の青い色や被写体の色が上手く出ないのがワイド撮影の難しいところです。遠ければ被写体の色が出ないし、近づけば周りが写らない・・・、そうなんです。デジカメはやはり限界があるのです。ほとんどの標準レンズは35mm換算で最高でも28mm程でしかありません。一眼レフカメラでワイド撮影と呼べるのは20mm以上、水中では特殊なワイドコンバージョンレンズを使用して撮影しましょう。(対応機種に限りがあります。)
デジカメには限界があることを覚えておきましょう。基本的にズーム禁止です。
ハレーションをさけるため
自然光で撮ったがハナミ
ノカサゴの色が出ていない
魚があと1m近ければ最高

近寄ってストロボを使うが多少ハ
レーションが起こる、しかし魚の
色は出ている、周囲の景色が
写り込んでいないのが残念!

自然光だけで撮影したテングダイ
だが多少ブレが生じるのはシャッ
タースピードが水中では遅くなる
からだ。その場合ISO感度を400
ぐらいに設定すると良い。
3:マクロ撮影
動きの早い小魚よりは余り動きの少ない被写体(甲殻類、ウミウシなど)で練習をして下さい。最短距離は機種によって違いますが、モニターをよく見てボケない距離を把握する事が大切です。とっておきの手段として100円ショップなどで打っている虫眼鏡をレンズの前に差し出して撮影すると更にクローズアップ撮影が可能です。虫眼鏡はプラスチックフレームだとさびなくて良いですし、水中で無くさないようにストラップなどを使用してBCなどに付けて置いて下さい。
とにかくいろいろな角度から何枚も撮ってみることが大事です。どこまで被写体に寄れるのか?体で覚えよう!
距離が足りず周りが暗くなる ちょうど良い距離で撮影
ピントもバッチリ!
もっと寄ってみる 縦位置で1枚 寄りすぎてピンぼけ
6:スナップショット
おそらくグループやバディで潜って一番撮影機会が多いのがスナップショットでしょう。ここでの裏技はなるべく浅い水深で撮影することと、多少水面にカメラを向けてシャッターを押すことです。せっかくきれいなウエットスーツを着ているのですから、色だけはきれいに写したいですよね!?陸上では逆光はNGですが、水中ではそれがメリットになります。出来るだけ水面から来る明かりを取り入れて明るい写真を撮って下さい。
深い水深よりもなるべく浅い水深で撮影しましょう。モデル:kana
水平にカメラを向けると全体的に
暗くなります。ハレーションも起
きやすい。
水面にカメラを向けると光が全体
に回り、明るくなります。
ハレーションも起きにくくなります
7:動画撮影
QuickTimeやMPG撮影に対応した機種があります。どれもパソコンに取り込んだ後で動画編集が出来ます。
BGMやトランジション等を駆使してオリジナル動画を作りましょう。DVDやCD-ROM、ビデオテープなどに出力することが可能です。
Adobe Premiere LE での編集作業画面
保存と取り込み
1:保存
旅先で一番困るのがメモリーが一杯になったときに予備のメモリーが無いときです。余裕を持って枚数を多く持ち込んでおけば良いのですがデータを落とすモバイルが無いとチョット辛いです。頻繁に写りの悪い画像を整理して空きメモリーを確保しましょう。(気に入った画像を誤って削除しないようにプロテクトしておきましょう。)マイクロドライブ対応のデジカメならまず安心ですね!画質を押さえて枚数を撮れるようにするか高画質にして1点入魂か、悩むところです。最低でも32MBのメモリーを2枚は用意して置いて下さい。3日のダイビングで少なくても6本は潜るのですから予備は多い方がいいですよ!最終的に画像をいろいろ加工するのであれば、デジカメで撮影したオリジナルの画像はそのまま別に保存しておきましょう。
2:取り込み
デジカメから直接PCへ画像を転送したり、カードリーダーを介して取り込むときに必ず、いつどこで撮影した画像なのか、きちんと整理しておきましょう。メモリー内のデータを消去するときは必ず正確にPCに画像が取り込まれたかどうか確認してから消去しましょう。(過去に一度失敗しました・・・)。
画像処理
家に帰ってきてからパソコンのモニターで実際に撮影した画像を見ると気になる部分が必ずあるはずです。そういうときには画像編集ソフトを使ってカラーバランス等の画質調整を行います。たとえば、ハレーションが少し気になるのでブラシを使って消したり、水中の青さを強調したい時にはレベル補正をしたりと、様々な加工編集が行えます。今までいろいろ使いましたがAdobe Photoshop ELが一番使いやすかったです。それとタブレットもあると便利です。私はWACOMの
タブレットET-0405-U を使用しています。
Adobe Photoshop Elements を使用しての編集作業
後は独自に作品に仕上げたり、プリントアウトしたり、保存した画像を様々な形で活用していきましょう。出来上がった作品をアルバムにして、見てもらうのも良いですね!下のサイトにもいろいろ面白い情報があります。大切なデジカメを末永く大切に使って水中撮影を楽しんで下さいね!AQUATRIPDIVING
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