南鳥島報告
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いよいよレインボウブリッジを背に出発だ! 1997年7月17日東京芝浦埠頭を静かに出航した伊豆七島開発所属「黒潮丸」は片道2000Kmをかけて日本領土最東端の島「南鳥島(通称マーカス)」へ、その航路を黙々と走り続けた。 東京湾ともしばらくお別れだ!
八丈島を過ぎるととても静かな海だった 芝浦埠頭で停泊中の「黒潮丸」
後ろにはレインボーブルッジが見える
到着間近、陸地が見えてきた期待と接岸作業の緊張官途でブリッジは急にあわただしくなるレーダーや、水深探査装置で船のポジションを決めるなは船長の役目だ。 後ろに見えるのはレインボウブリッジ!
ここから出発です
我々の任務は気象庁測候所で気象観測用に使用する水素ボンベを運び入れることと、その他の物資(海水から真水を作るプラント機材など)を運搬することであった。芝浦から距離にして約2000km時間にして片道4日間目指す南鳥島は太平洋の中央からやや左に寄った北緯24度17分東経153度58分海洋性熱帯気候の一般人が入り込めない日本領土です。
マーカスの施設です。 島の周りには椰子の木が生い茂り、珊瑚の白い砂浜が一面に広がる常夏の島。住民は自衛隊と気象庁の職員が焼く50人ほどいるが、そのほとんどは3ヶ月交代で勤務に就き、もちろんのこと、全員男性である。 大きなコンテナにワイヤーのフックをかけて
艀に荷物を載せるのだ!
潮がスゴイので、カメラの手入れは欠かせません 仕事以外では、遊ぶところもなにもなく、もっぱら釣りや海水浴をしたり、日光浴や昼寝が主な日課となる。最近2月にやっと電話が付いたそうで(公衆電話のこと)テレホンカードで10円で焼く2.5秒落ちるのが早い!話をすると3秒ぐらいタイムラグがある。遠いところなんだという実感がわく。沖に停泊している本船から「アジサシ号」というハシケを使って珊瑚の砂浜にある小さい桟橋まで荷物を運んだ。荷揚げされた物資はトラックで倉庫などに次々と運ばれていく。仕事自体は3日間で終わったので、残りの半日を島内観光して遊ぶ。ヤシの実を拾ったり珊瑚の砂浜で遊んだり、リーフ内で泳いだりずっと八丈島住めないけどモルジブのリゾートを思わせるような環境で、一般人に解放されていないのが残念です。 あっちこっちを散歩しながらシャッターを切る
停泊中の船では夜に島から住人が乗船してきて大物釣りを楽しんでいました。我々のチームも60kgのキハダマグロをつり上げて感激しました。そのほかにもカッポレやサワラカンパチなども釣れ、刺身には困りませんでした。
食事は1日4回食って寝てまた食って寝ての生活が片道4日イヤでも太るゼ!!
自衛隊のYS-11が着陸態勢に入った 車輪が出てきてもうすぐだ! 轟音とともに着陸したYS-11
飛行機が来ないときには滑走路をジープで走る ありえないですよね〜(>_<)ゼロヨンとか出来そうだ! 空港のはじっこにはこんな物が
南鳥島の滑走路は1,3kmほどしかなく先端が大きく反り返っているのだ!週に1回YS−11がやってくるが硫黄島で燃料の補給をしないと航続距離が足りないそうであるそれでも往復の燃料は無く、片道切符で挑戦するので確実に降りられる保証がない限り飛んでこないのだ!ここならスケボーがやりたい放題である。
それにしても青い空が印象的であった・・・。
南鳥島にはアジサシと呼ばれる鳥が生息し、この時期にはたくさんのアジサシが雛を育てていた。大群でコロニーを作り、1日に何回も餌を運ぶのが親鳥の日課である。 最終日に道具を借りて綺麗なビーチから
シュノーケリングを楽しみました。
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